ケニア プール事情

2024.03.03

こんにちは。
東京マラソン、ケニア男子はトップ3のみならず、10位以内に6人も入っていました。
ケニア女子も2位で入賞。
おとなりエチオピアもたくさん上位入り、
東アフリカ選手の持久力の強さを見せつけました。

高地トレーニング=標高の高いところでトレーニングすることで、
マラソンなどのスポーツに重要な、
有酸素能力の向上、肺肉内で酸素をより効率に利用できる能力が上がるそうな。
大昔のマラソン英雄、エチオピアのアベベが、
標高2500mもあるアジスアベバの町でトレーニングをしていたことから、
高地トレーニングが効果があると、考えられ始めたそうな。

Wikiで調べたような前置きが長くなりましたが、マラソンの話ではなく、
今日は標高の高いケニアのプールの話です。
ケニアにも、プール付きのロッジは多くあります。
ナイロビもある程度のクラスのホテルにはもれなくあります。
が、しかし、寒いんです。
ケニアの夏とされる12月~2月でも、気温は高くても、
水、冷たいんです。「ナイロビ」はマサイ語で「冷たい水」が語源と言われるように、
標高1600-1700m(富士山の五合目!)のナイロビの水は通年冷たく、
欧米人や肉好きのよい(訂正:肉好きの肉付きのよい)ケニア人はまったく寒くなさそうに泳ぎますが、
日本人にはかなり冷たく感じると思います。
プール好きのうちの息子でも、10分泳ぐと30分は甲羅干しで日光に当たらなければ、
唇が真っ青でした。

そして、マサイマラも標高はほぼナイロビと変わらないので、
一年を通して、せっかくプールがあるロッジに泊まっても、
入るのにかなり勇気がいります。
7月~9月のケニアの冬にいたっては、日中どれだけ晴れていて、
日差しが痛いくらいギラギラでも、胸までつかるのに、気合がいることでしょう。
朝夕のプールなんて、寒中水泳か!という寒さです。

アンボセリやツァボ、サンブルはそこまで標高が高くないので、
日中は泳いでもガタガタ震えるということにはならないですが、
日本の夏に比べると、プールの水温はやはり低く感じます。
というのも、日本の夏のように湿度がないので体感温度がそこまで高くなく、
プールサイドに上がって、木陰でそよ風でも吹こうものなら、
寒っ!となることが多いです。

写真のようなインフィニティプールのあるロッジもあるのですが、
料金がかなり高かったり、マサイマラやアンボセリなど、
いわゆる動物の多い公園ではなく、
あくまでロッジ内でのんびり過ごすのが目的の観光目的地としてはマイナーな場所にあるロッジに、
意外と素敵なプールがあったりします。

標高ゼロに近い、モンバサやマリンディなど、
海岸リゾートは、8月以外は水温が高くプールも楽しめますが、
それでも7-8月はプールでも、ビーチの海の水温でさえあったかくはないです。

ゲームドライブはケニアサファリに欠かせないお勧めではありますが、
大自然のなか、ぼーっと過ごすだけという、
贅沢な時間もよいものです。
水が冷たいので、プールには入らなくても、
プールの水を飲みに来る小鳥のさえずりを聞きながら、
デッキチェアーで、お好きな飲み物片手に読書やおしゃべりなども、
良い思い出になるかと思います♪

皆さま、アフリカだから暑いからプール付きじゃなきゃ!
という思い込みは、捨ててくださいね。

Kwaheri kwa sasa.(今回はとりあえずこの辺で・・・)
 kAWAI